離島で美しい星空を眺めたいな～
九州と沖縄の星空はとても美しいです。
沖縄の星空は世界レベルの美しさと評価されています。
また、九州は光害が少なく、澄んだ空気の中で美しい星空を観察することができます。
特に離島は光害が少ないので星空観察に適しています。
今回は九州と沖縄の離島にスポットをあててご紹介してきます。
満天の美しい星空の下で感動のひと時を過ごしてみましょう。
沖縄の離島での星空観察おすすめスポット
沖縄の離島は都市部から離れており、人工的な明りが少ないので星空観察にはピッタリのスポットなのです。
大自然の中で見る沖縄の星空は言葉では言い表せないほどの美しさです。
静寂に包まれた夜空を見上げ、自然に耳を傾けると心が洗われるように感じます。
そんな沖縄の離島のおすすめスポットをご紹介します。
沖縄の大自然の中で見る満天の星空は特別な体験になるでしょう。
星の島と呼ばれるほど夜空が美しい波照間島星空観測タワー。
波照間島は、”星の島‟とも呼ばれるほど美しい星空が見られる場所です。
星空好きな人にはとても人気がある場所で、美しい星空を見るために多くの観光客が訪れています。
島の南端にあるニシ浜ビーチは、日中は白い砂浜がとても美しいですが夜は完全に星空の絶景ポイントに変わります。
波照間島は天体観測をする人に最も適した場所です。
理由としては、南十字星が観測できる島としても有名で、そんな島にある星空観測タワーは島南端の高那崎にあります。
この離島に行くまでのアクセス手段が石垣島からの船のみなので少し不便ですね。
波照間島の星空観測タワー周辺は、民家や街灯などほとんどない静かな海岸線なので、昼間は美しい海岸線が一望でき、夜とはまた違う魅力があります。
タワーは360度のパノラマビューで満天の星を楽しむことができますよ。
タワーでは望遠鏡を使った天体観測がたびたび開かれており、専門のスタッフさんが星空や天体について詳しく説明してくれます。
星空観察の初心者さんやお子さんも安心して楽しむことができますよ。
タワーの中ではプラネタリウムをはじめ、資料室・天体ドームなどの様々な方法で星を楽しむことのできる施設が入っています。
天体観測では、春から夏にかけては営業時間内に南十字星が見られることもあるため、特におすすめです‼
星の島…すごくロマンチックな響きですね♪
美しい星空をぜひ体験してみてください。
星空保護区に認定！西表石垣国立公園
沖縄県の八重山諸島にある離島のひとつである西表島は、島の約90%が亜熱帯の原生林に覆われており、イリオモテヤマネコ・カンムリワシ・セマルハコガメなどの15種類もの天然記念物を有するとても貴重な離島です。
この公園は亜熱帯性の常緑広葉樹林や、日本最大規模のマングローブ林、豊かなサンゴ礁などの様々な自然環境が特徴です。
沖縄の中でも注目度が高いのが、八重山諸島の「西表石垣国立公園」です。
2018年3月30日、国際ダークスカイ協会（アメリカ／NPO団体）によって、「西表石垣国立公園」が日本で初めて星空保護区に認定されました。
星空保護区とは、光害のない暗くて美しい夜空を保護するための優れた取り組みを称える制度のことだよ!
そんな西表島の夜は、人工的な光が少なく満天の星を楽しめます。
そのため日本有数の絶景星空スポットといわれています。
また西表島では四季を通じて、全部で88ある星座のうち84星座を見ることができるのです。
ほとんどの星座を見ることができると評判です。
本州では見られないものも含めて、肉眼でもたくさんの星を見ることができますよ。
西表石垣国立公園では星空観察ツアーも開催されています。
西表島の星空について熟知したガイドさんが案内してくれるので、星空観察初心者さんでも楽しめます。
ツアーには6歳から参加できますので、子供の星空観察デビューにもおすすめです!
夏場は特に天の川が美しく、12～6月は天候が良ければ南十字星を見ることもできますよ。
南十字星に至っては、日本では1月から6月頃にかけての沖縄でしか見られないのです！
これは星好きなら絶対見に行きたいですよね♪
世界トップレベルの星空を楽しんでみてください。
日本で最も美しい星空が見られる!石垣島
石垣島は八重山諸島に位置する美しい島で、自然豊かな観光スポットがたくさんあります。
エメラルドグリーンの海と小島が織りなす絶景が楽しめる川平湾や、太陽の光が洞窟内に差し込むと青く輝く神秘的なスポットの青の洞窟があります。
また、潮が引いた時のみ姿を現す幻の島（浜島）や、約400万年前にできた鍾乳洞で幻想的な空間が広がる石垣島鍾乳洞があります。
そんな見どころいっぱいの石垣島は、日本で最も美しい星空が見られることで有名です。
石垣島は周囲を海に囲まれているため、人工の明かりの影響がほとんどありません。
街灯もありませんので、懐中電灯がなければ外を歩けないほど本当に真っ暗になります。
また偏西風の影響を受けないため、星空がはっきりと見える場所なのです。
星空を眺めるなら、石垣島天文台もおすすめです。
石垣島天文台では、 九州・沖縄で最大の光学赤外線反射式望遠鏡むりかぶし望遠鏡があり、週末の夜間に天体観望会を無料で開催しています。
望遠鏡を使って天体の説明を聞く事ができますよ♪
参加希望の方は電話予約が必要なので、ホームページで確認をしてみましょう。
定員は30名で週末と祝日のみ開催されていますよ。
日本で最も美しい星空をぜひ体験してみてください。
のどかな自然と美しい海‼満天の星も魅力の黒島の伊古桟橋
黒島の伊古桟橋は、石垣島からフェリーで約30分の沖縄県八重山郡竹富町字黒島地先にあるとても美しい桟橋です。
2005年12月26日に国の登録有形文化財にも登録され、多くの観光客が訪れています。
牛の島と呼ばれ、牛の数が人口よりも圧倒的に多いことで有名な黒島は、島の形がハートに見えることからハートアイランドとも呼ばれているのです。
なんだか可愛らしい別名ですよね♪
黒島はやっぱり人と自然が一番の魅力だと言われるほど、解放感に溢れた島の自然は美しく、出会う人々は穏やかでとてもやさしいです。
また東筋集落から黒島港までの道は、昔ながらの景観が残り「日本の道100選」に選ばれています。
そして美しい海も魅力の一つです。
黒島の海は抜群の透明度を誇っています。
黒島には川がないので汚水が流れ込むことがなく、海が生活用水などの汚水で汚れることがないからです。
また黒島の港の近くにある西の浜と呼ばれる海岸では、1978年からウミガメの産卵調査が行われており毎年ウミガメの産卵が見ることができます。
そして夜になると夜空に輝く美しい無数の星々を眺めることができるのです。
黒島は大きな市街地がないので光害が少なく、視界を遮る大きな山もないので美しい星空を見るための最適なスポットです。
民宿では屋上に寝転べるチェアを用意してあるところも多く、今にも降ってきそうな星空を間近に眺めることができますよ。
伊古桟橋は八重島諸島で最も長い桟橋です。
左右に広がる大きな海を眺めながらぶらぶら歩くのもとても気持ちがいいですよ。
また、自転車で先端まで行くのはまるで海の上を走っているようでとても楽しいです。
伊古桟橋は視界が360度開けているので、黒島の美しい満天の星を見渡す限り楽しむことができるのです。
昼間はのどかな自然と美しい海を、夜には自然の美しさを実感しながら天然のプラネタリウムを楽しみましょう。
島人の星文化が受け継がれている竹富島の西桟橋
竹富島は石垣島からフェリーを利用して10分ほどの所にあります。
伝統的な町並みと美しい海が人気の離島の竹富島には数々の絶景ポイントがありますが、中でも西桟橋は屈指の絶景スポットです。
青い海と空を独り占めでき、景色が絶景と評判なのです。
桟橋はまるで空と海の境目にむかって伸びているように見えます。
美しい海と青い空を一望できるスポットで、桟橋の一番先端部分に立てば海の上に立っているような気分が味わえますよ。
絶景ポイントなので、竹富島にきたら絶対見ておきたい場所です。
西桟橋が美しいのは昼間だけではありません。
一日の中で夕日が沈む時間も人気です。
昼間は青色に染まっていた西桟橋は、夕暮れどきになるとオレンジや赤色に染まり、サンセットがとても美しいのです。
そして夕日が沈んだ後には、天の川まで見ることができる絶景の星空スポットになります。
西桟橋は街の明かりも少ないため、満天の美しい星空を見ることができるのです。
晴れた夜には天の川や無数の星々を眺めることができますよ。
特に新月の日がおすすめです。
竹富町の島々には、今も昔も星々と共に暮らした島人の星文化が受け継がれているのです。
美しい星空が広がっている竹富島の西桟橋から美しい星空を見上げてみましょう。
古宇利大橋のコラボや満天の星空を眺めることができる古宇利島
古宇利島は、沖縄本島の北部にある離島です。
古宇利島大橋が本島と古宇利島を結んでおり車で行くことができます。
小さな島ですが、その中には魅力がたくさんあります。
透明度が高く光に当たるとエメラルドグリーンに輝く海は、沖縄でも特に美しいと評判です。
人気のハートロックがあるのもこの島なんですよ♪
昼間でも見どころのある古宇利島ですが、夜は満天の星空を楽しめちゃうんです。
島南側では星空と古宇利大橋のコラボが楽しめます。
宿の多くはその南側の集落にありますが、その集落はまさに古宇利大橋に向かって下る斜面にあるのです。
斜面なので景色が開けているので満天の星空を楽しめるのです。
また島北側では満天の星空を眺めることができます。
星空と古宇利大橋のコラボもいいのですが、星空だけなら断然島北側がおすすめですよ。
古宇利島の北側には沖縄本島も他の島もなく、星空を遮る要素はありません。
島北側には満天の星空を望む、最高の条件が揃っているのです。
星空と古宇利大橋のコラボや、一面に広がる満天の星を眺めてみてくださいね。
注意‼ 沖縄にはハブが生息しています。
宮古島にはいないとされていたハブですが、2024年4月に宮古島で発見されたというニュースがありましたので注意しましょう‼
九州の離島での星空観察おすすめスポット
九州の星空は、まるで宝石箱をひっくり返したような美しさと言っても過言ではありません。
特に離島は光害が少なく、澄んだ空気の中で星を眺めることができます。
どの季節に訪れても素晴らしい星空を体験することができますよ。
それではご紹介していきます！
夏の夜は流れ星や天の川を見る絶好のチャンス！壱岐島
壱岐島は自然の美しさと歴史的な魅力を兼ね備えた素晴らしい場所です。
島の最北端にあるエメラルドグリーンの絶景が広がる壱岐の無人島の辰の島や、そっぽを向いた猿にそっくりな高さ45メートルの奇岩の猿岩があります。
また、干潮のときにだけ現れる海の中の参道を渡った先の小さな島の上にある神社で、芦辺町のモン・サン・ミッシェルと言われる小島神社や全国の月讀神社の総本社などのパワースポットが存在している魅力溢れる場所です。
壱岐島は星空観察に適しているスポットです。
辰の島での星空観察は、特に周囲を取り囲むエメラルドグリーンの海と白い砂浜が、夜になると満天の星々と共に幻想的な光景を作り出します。
辰の島では人口の光が少ないため、夜空が美しく見えます。
夏の夜は流れ星や天の川を見る絶好のチャンスです。
他にも岳ノ辻展望台では標高212.8mの島内最高峰の岳ノ辻山頂に設けられた展望台で、島を見渡せることのできる絶景スポットです。
日中の晴れた日には九州や対馬などの雄大な景色が一望できますよ♪
また夜には満天の星空が広がり、街の明かりと一体になった美しい光景にうっとりします。
美しい天の川を見て癒されてみましょう。
大自然の中で幻想的な星空が見れる五島列島
五島列島は、ありのままの美しい自然が魅力的な場所です。
特にビーチが美しく、透明度の高い紺碧の海と白い砂浜がひろがる光景が美しさで訪れる人を魅了しています。
また歴史・文化的にも有名で、世界遺産にも登録されている‟長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産が点在しています。
キリシタン文化の歴史を物語る遺産ですね。
自然の美しい五島列島の中でも、鬼岳天文台は星空観察に適しているスポットです。
標高315メートルの鬼岳にあり、光害が少なく空気も澄んでいるため美しい星空を眺めることができるのです。
こぼれ落ちそうな天の川が肉眼でもはっきり見えるので、その美しさに心が震えます。
館内には、九州でも有数の口径60cmのニュートン式反射望遠鏡が備えられ、迫力満点の星空を見ることができます。
スタッフによる解説もあり、星の知識がなくても安心して楽しめるのが嬉しいポイントですね♪
季節ごとに夜空を彩る星雲や星団など貴重な星々を見ることができますよ。
美しい大自然の中で、星空が語りかけてくるような幻想的なひとときを過ごしてみてくださいね。
世界自然遺産に登録され豊かな自然とクリアな星空を楽しむ屋久島
海から山まで約2,000ｍの標高差の中に、豊かな自然と人々の暮らしが生き続ける屋久島は、多様性の豊かな島です。
1993年に日本初の世界自然遺産に登録され、世界的に稀な樹齢数千年のヤクスギや原生的な天然林があります。
生態系と日本では唯一自然景観の評価基準を満たしている島なのです。
島内の植生は海岸から山頂に至るまで多様で、屋久島の固有種や南北限種となる植物が自生しており、特にヤクスギを含む原生的な天然林は自然美に圧倒され、多くの人々が魅了されています。
樹齢7000年以上とされる縄文杉は屋久島のシンボルであり日本屈指のパワースポットでもあります。
白谷雲水峡はもののけ姫の舞台にもなった美しい森で、苔のむした岩や清流が広がり幻想的な景観が楽しめますよ♪
縄文杉の周辺は、屋久島の中でも特に星空観察に適しているスポットです。
標高が高く、光害も少ないためクリアな星空を楽しむことができます。
特に山小屋に宿泊する場合は、夜に満天の星空を見ることができるのです。
夜空には天の川や無数の星々を観測することができ、流れ星も頻繁に見ることができますよ♪
とてもロマンチックで幻想的な雰囲気を味わうことができます。
縄文杉のトレッキングと合わせて、大自然の美しさを堪能してくださいね。
自然豊かな美しい星空♪奄美大島
奄美大島は2021年7月26日に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録されました。
国内最大規模を誇る亜熱帯多雨林・広大なマングローブ林・河口部に広がる干潟など、様々な環境に多くの固有種が生息・生育しています。
そんな奄美大島で人気のスポットがあやまる岬観光公園です。
奄美十景のひとつにもなっています。
水平線が一望できる展望台から美しい景色を楽しむことができるほか、子どもに人気の遊具広場やグラウンドゴルフもあり、大人も子供も両方楽しめる複合公園です。
あやまる岬展望台では、360度のパノラマビューで全方向の景色が楽しめますよ♪
夜になると、世界自然遺産に登録されるほど自然豊かな奄美大島の美しい星空の絶景を眺めることができます。
奄美大島は街明かりによる光害が少ないため、都市部では見られない星々がはっきりと見ることができます。
また星の明るさが非常に強いため、まるで自然のプラネタリウムの中にいるかのように肉眼だけでも様々な星座を確認することができますよ。
奄美大島では、季節を問わずに天の川を観測することができるのです。
さまざまな季節に訪れることで違う顔の天の川を楽しむことができるのは、奄美大島ならではですね！
特に春から夏にかけては天の川がくっきりと見え、秋頃まで夏の大三角が、そして冬にはオリオン座、冬の大三角が観測できます。
奄美大島を訪れるたびにさまざまな星座や天体イベントを楽しむことができますよ。
奄美大島の満天の星は息をのむほどの美しさです。
自然豊かな奄美大島の美しい星空を楽しんでみましょう。
沖縄の星空観察を楽しむためのベストシーズン解説!
せっかく沖縄に行くなら綺麗な星が見たいけど、ベストシーズンはいつなんだろう？
美しい星空を目指して島に渡る方がほとんどでしょう。
ただ星空観察には天候という不確定要素がつきまといます。
また季節によって見える天体が違うため、何を見るのかというのも重要です。
ここでは沖縄で星空観察を楽しむためのベストシーズンについてご説明します。
まず、結論から申し上げますと一般的に、春から夏（4月～9月）は天の川がよく見え、星が輝きがとても綺麗に見えるのでおすすめです。
また、4〜6月ごろは、南十字星のベストシーズンとなります。
特に6月後半から7月前半は梅雨明け直後ですので、晴天率が高く星空観察に最適な時期になります。
梅雨明け直後は空がきれいに澄み渡り星もクリアに見えますよ。
さらに6月中なら、南十字星を見るチャンスがまだあります！
平年値は梅雨入りが5月10日、梅雨明けが6月23日頃とされています。（気象庁データより）
8月や9月は台風のシーズンで沖縄に接近する台風は8月が最も多く、次に多いのが9月です。
基本的に晴れる日は多いですが、まとまった雨も降りやすい時期ですので少し注意が必要です。
沖縄で美しい星を見るコツは、事前に天気予報や月の満ち欠けをチェックしておくと良いですよ。
夜空に月があると簡単にかき消されてしまいますので、満天の星空を体験するなら新月前後がおすすめです。
ぜひ沖縄で美しい満天の星を眺めてみてください。
まとめ
- 沖縄の離島での星空観察おすすめスポットは、波照間島星空観察タワー・西表石垣国立公園・石垣島・黒島の伊古桟橋・竹冨島の西桟橋・小宇利島
- 九州の離島での星空観察おすすめスポットは、壱岐島・五島列島・屋久島・奄美大島
- 沖縄の星空観察のベストシーズンは4月から9月がおすすめ
九州・沖縄の離島では、星空観察だけでなく大自然や歴史を感じることができます。
島々の魅力を感じながら、新たな発見と感動を体験してみてください。
この記事が九州・沖縄での星空観察の役に立ち、素敵な思い出作りのお手伝いができれば幸いです。
