星空は世界共通でどこにいても見上げればそこにあるものです・・・
そんな星空を観察するにも都会や街中では、なかなか鮮明な星を肉眼でみることは難しいですよね。
満天の星空をふと見たくなったらあなたならどうしますか?
流星群や天の川など、どうしても街中では目にすることができないイメージはありますよね。
それもそのはず街の中では光害といって光が常に溢れている環境下にあるからなのです。
そこで!未だ目にしたことのない星景をあなたにもぜひ体感して欲しくて星空スポットをいくつか書かせていただきました。
この記事では、日本でしか見られない星空観察の人気スポットや秘境・穴場と呼べる場所をご紹介していきます!
併せて星空が一番綺麗なベストシーズンなども交えて解説していきます。
人生に一度は目にしてみたい「最高の星空」をあなた自身の目でぜひ体感してくださいね♪
日本限定?まさに秘境!天然の輝きを星空列車で観察

大井川鐡道はきかんしゃトーマス号の列車でも名の知れた鉄道会社になります。
日本にある他鉄道会社と比較しても、エンターテイメント性があるアプローチを乗客に向けて発信している点が魅力。
そんな大井川鐡道が「星空」を乗客に提供するサービスとして行われているのが、「星空列車」なのです。
なんだか名前を聞くだけでも銀河鉄道の夜を連想されるようなイメージが湧いてきませんか?
それもそのはず、まるで銀河鉄道の夜さながらに吸い込まれるように美しい満天の星を独占できる特別な列車なのです。
南アルプスあぷとラインで訪れる、まさに秘境と呼んでもいいほどの星空スポットがあなたを待っていますよ♪
恋人とともにロマンチックな夜を過ごしたり、一人旅で星空を眺めてゆったりと過ごしたり・・・
目に焼き付く最高の「天然プラネタリウム」をあなたもぜひ体感してくださいね♪
【星空列車】は星を観察するために運行されるレアな電車!
南アルプスあぷとラインは大井川に沿って山の中を走る列車になります。
夜間限定の「星空列車」を提供している日本限定の穴場と呼べる電車なのです。
星空観察の終点は、日本で2番目に星空が綺麗に見える川根本町の山々と湖に囲まれた場所・・・
沿線には電灯などがないので必然的に列車は夜間に真っ暗な所を走る状況になります。
山奥の方へ列車は進んでいくため、景観は余計な光を遮断した環境へと徐々に変化していくのです。
まさに星空を観察するにはうってつけの条件が揃った希少な路線といえますよね。
市街から離れた「秘境への道先案内人」のような存在がこの「星空列車」だと思いませんか?
- 「千頭駅」から行き先は「奥大井湖上駅」
- 乗車は当日、駅にて切符購入(公式サイトからの予約も可)
- 切符は千頭駅窓口で「特別乗車券」購入が必須(要往復購入)
- 真っ暗で足元が危険なので移動用に懐中電灯の持参を推奨
- 千頭駅からの交通機関がないため、終了後に千頭駅からの帰宅手段を確保する必要がある。
奥大井湖上駅に到着してから暗闇に目が慣れるまで数分かかるため、しばし懐中電灯の明かりを消して目を慣れさせましょう!
徐々に目が慣れてくると、空から零れ落ちてきそうなほどの満天の星が目に入ってきます。
駅のホームから少し離れた場所に遊歩道があり、おすすめの観察ポイントになるのでぜひチェックしてみてくださいね♪
★大井川鐡道公式公式 https://daitetsu.jp/
日本の「星空保護区」4カ所の魅力と口コミを紹介♪

日本には「神津島」「西表石垣島国立公園」「井原美星町」「大野市南六呂師」など、国際レベルで認定されたいくつかの星空保護区があります。
単に星空を観察するだけのスポット場だけではなく、そこにはきちんとした取り組みが前提にあるといえるでしょう。
その取り組みとは、光害を無くして暗闇を守ろうという取り組みになります。
ここからはそんな星空保護区の目的についてと日本の「星空保護区」4カ所をご紹介していきますね♪
【星空保護区の目的とは?】
「光害」にマイナス要素があると聞いても腑に落ちないかと思います・・・
光害は野生動物への悪影響や人の健康に至るまでマイナスの部分が数多くあるため、本来は暗闇で過ごす時間はとても大切なのです。
では、星空保護区の目的とは・・・?そんな疑問を解消するため以下にまとめてみました!
- 光害の影響がない中で、暗く美しい星空を保護・保存するための国際認定制度
- 星空保護区は単に星の名所だけではなく、光害から夜を守ることを目的としているので光害の対策をすることが認定条件
- 暗闇を守るということは野生動物の保護・エネルギー節減などにも繋がり、もっといえば人の生活リズムにまで繋がる
都会には常に街灯などの光が灯っており、真っ暗な環境は本当に珍しいといえます。
「星空保護区」は都心から遠く離れた立地が多く、秘境に近い環境下で星空の観察を楽しめるのが魅力ではないでしょうか。
都会や街中は星さえぼやけて見えないことが多くなんだかさみしいですよね・・・
星空の観察には不思議な力があって、目にするだけでもヒーリング効果があります。
この機会にあなたも「星空保護区」の絶景を見にいきませんか?
①神津島
神津島は都心から南へ180kmほど離れた「星降る東京の島」と呼ばれる場所。
東京都で初めて星空保護区の「ダークスカイ・アイランド」に認定された、星空を守る島なのです。
昼間は式根島と三宅島も見渡せるほど景観が良く、夜には星空観察の邪魔をするような光が入ってきません。
そのため、夜には島全体が真っ暗になり闇に包まれると目の前には声も出ない程に美しい星空が鮮明に浮かぶのが魅力です。
2016年からは島民が星空案内する「神津島星空ガイド養成講座」も開催されるようになりました。
四季を代表する星座や、星座のルーツ・星の見つけ方・月の文化などの座学を学べる講座になり多い時で20人ほどが参加するほど人気となっています。
神津島の自然に溶け込んでのんびり癒されながら星空散歩を楽しんでみませんか?
神津島公式 https://kozushima.com/star/
★神津島星空ツアー口コミはこちら↓
https://www.veltra.com/jp/japan/izu_ogasawara/a/168451/reviews
引用元:VeLTRA公式 https://www.veltra.com/jp/
②西表石垣国立公園
西表石垣国立公園は日本の最南西端にある八重山諸島に位置する公園になります。
亜熱帯の自然が広がっており、島はサンゴ礁に囲まれた環境下にあるのです。
希少な動植物も数多く生息していて、その中でも自然の暗闇を必要としているヤエヤマヒメボタルも含まれています。
八重山諸島の星空は世界的にもトップレベルの価値があり、優れた星空環境を保護していくために「星空保護区域」に認定されました。
実は日本は世界の中でも特に夜が明るいといわれている国の1つ・・・
街の中や自然の中までもが灯りに照らされていることが普通のように感じますが、本来は自然には灯りという物はなく暗闇はあるべき姿なのです。
星空保護区公式https://hoshizorahogoku.org/
★西表石垣国立公園口コミはこちら↓
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000195654/kuchikomi/?screenId=OUW3701&rootCd=3
引用元:じゃらんnet公式 https://www.jalan.net/
③井原美星町
井原美星町は日本で美しい星空を守るための光害防止条例を先駆けて実施した町です。
日本の「三選星名所」にも選ばれているとあって、一度は足を運んでほしいおすすめの星空観察スポットでもあります。
美星町には数々の星にまつわる伝説も残されており、まさに星との結びつきが強い土地でもあるのです。
「星の郷」と呼ばれているだけのことはあって、町全体が星空とともに生活をしているといえます。
ちなみに星が綺麗に見え始める時間は季節によって変動があるのですが、夏は20時頃から・冬は18時頃からとなっています。
星空観察にいかれる際は、季節によって見える星や時間帯も変わってくるので前もって調べておくと良いでしょう。
★美星町公式 https://www.biseikankou.jp/
美星天文台
美星町の高台に位置している美星天文台は一般公開されている天文台です。
国内屈指の大望遠鏡で誰でも月や星を季節ごとに見ることができます。
毎週金曜日から月曜日の晴れた夜に専門スタッフが星座・神話の話や天文知識などを解説してくれるので星に詳しくなれそうですね。
昼間の開館時は立体映像システムで3D映像を用いた最新の宇宙紹介・肉眼では見れない昼間の一等星を望遠鏡で見ることも可能。
★美星天文台の口コミはこちら↓
https://www.jalan.net/kankou/spt_33462aj2200120310/kuchikomi
引用元:じゃらんnet公式 https://www.jalan.net/
井原市星空公園
美星町の最高地点にある天体観測施設が「星空公園」です。
公園内に併設されている施設には60cmの望遠鏡ドームがあって、美星天文台のスタッフが定期的に天望会を開催しています。
星空公園へと続く道には77mにも渡る光を溜め込んだ蓄光石が設備されておりいっきに目を奪われます。
夜には星空公園へ続く道には蓄光石が光り輝いて小路を幻想的に照らしてくれるのでロマンティックですよ♪
★井原市星空公園口コミはこちら↓
https://sakukan.kuchikomi-search.com/tourist?id=3205
引用元:サクッと観光公式 https://sakukan.kuchikomi-search.com/
④大野市南六呂師
大野市南六呂師は福井県にある経ヶ岳の麓に広がっている高原です。
南六呂師の星空を観望できる観察スポットが設けられており、駐車場完備のためアクセスもしやすい場所。
星空観察の場所までの歩道は証明がないため、歩行用に懐中電灯などの用意もおすすめします。
ちなみにミルク工房奥越前の周辺では週末に星空ガイド付きの「星空ハンモック」を開催しています。
星空ハンモックに参加の際は、事前予約が必要となっているのでミルク工房奥越前のホームページにて予約してくださいね!
ハンモックに揺られながら、星空を眺めることができる至福の時間をぜひ体感してみてください!
★大野市南六呂師口コミはこちら↓
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000181496/kuchikomi
引用元:じゃらんnet https://www.jalan.net/
穴場で星空観察!都会でも見れる秘境スポット紹介

星空に癒されたくなったら、ふらりとドライブや散歩気分で行ける都心に近いスポットがおすすめです。
都会からそんなに遠くない場所にあって、本格的な星空が見れる秘境スポットは数少ないのではないでしょうか。
そんな限られた場所の中からここでは厳選した3つをご紹介していきます!
デートや気分転換などさまざまなシーンであなたの目や心を潤してくれる最強の癒し空間。
日本にいることさえ忘れてしまうくらいに、壮大で不思議な感覚を感じることができますよ。
余談ですがぶらり星空観察へ足を運ぶ際はぜひ、こちらのサイトで星空指数確認の上、最上級の星空を楽しんでくださいね♪
tenki.jp公式 https://tenki.jp/indexes/starry_sky/3/17/4610/14210
①神奈川・城ヶ島公園
神奈川県の三浦半島最南端に位置する城ヶ島公園は、三方が海に囲まれていて星空観測をするのに最高のスポットになります。
関東屈指の星空観光スポットとして、冬は空気も澄んで陽が落ちると辺りはすぐに暗闇になり星座が空高く昇ります。
城ヶ島公園は都心からも90分ほどで行ける場所になりますが、肉眼でも天の川を観察できる数少ないスポットのひとつでもあって希少です。
景観の美しさから天体写真マニアが多く訪れる星空スポットでもあります。
夜間もあいている駐車場も第1から第4まであるので車で訪れることも可能ですよ♪
関東・星景写真公式:https://kanto-seikei.com/photospot/kanagawa/jogashima1-2
②神奈川・馬の背洞門
馬の背同明は城ヶ島公園の第4駐車場から歩いて約10分ほどの場所にある星空観察スポットです。
城ヶ島公園からの星景撮影でも、馬の背洞門と星空のコラボレーションがベストショットとされていて人気が高いです。
馬の背洞門には城ヶ島公園にある自然が創り出したアーチ状の海食洞があり、三浦半島の人気観光スポットでもあります。
海食洞は長い時を経て波の浸食で岩が削られて形成されたものになります。
そんな怪食洞と星空が同時にカメラに収められる星景撮影スポットには常に10から20人ほどの人が訪れています。
人気の高さから推測しても、きっと海食洞と星空の最高なコラボ写真が撮れるのでしょうね♪
★神奈川県公式:https://www.pref.kanagawa.jp/docs/d2t/chiki/jyogashimaosusume.html
③和田峠みはらし広場
みはらし広場はベンチがありのんびりと景観を楽しむことのできる星空観察スポットになります。
冬場など空気が澄んだ季節は星空はもちろんのこと、関東の富士見百景にも認定されているほどの絶景が目にできます。
昼間は富士山を楽しみ、夜には満天の星空を堪能できる二度違った景観を感じられるみはらし広場は最強のスポットではないでしょうか・・・
口コミでもその景観の素晴らしさは山梨1といわれているほどです。
前には太平洋の海が広がり、左手には馬の背洞門・右手には海の向こう側に富士山が見えるという最高のロケーション。
昼の顔と夜の顔はまるで別世界のようで、昼は自然のパワー溢れる景観。
夜は星が降り注ぎそうなほど幻想的な世界へと大きく変化します。
★甲府観光ナビ公式 https://kofu-tourism.com/spot/47
日本の星空観察はいつが旬?【ベストシーズン】解説!

星の輝きは実は少なくとも「何万光年」も昔の光だというのをご存じでしょうか?
星空の観察をして目にしているその星はずっと遠い遠い宇宙空間を超えて放たれたものなのです。
地球に届くまでには星と地球の距離分の時間が経過しているなんて不思議な感覚になりますよね。
そんな不思議とロマンがいっぱい詰まった星空の観察にもベストシーズンというものがあります。
私の中のイメージでは、冬が一番綺麗に星空を観察できる季節だとずっと認識していました・・・
もちろん季節によって見える星の種類や明るさも違うため、肉眼で確認して解釈する方法でしかないのですが。
では実際、春夏秋冬の中でどの季節が一番美しい星空を観察することができるのでしょうか?
主に四季の中で星が綺麗に見えるとされているベストシーズンをランキングにしてみました。
- 12月から3月(おおいぬ座のシリウス・オリオンなど)
- 7月から8月(天の川やさそり座・ペルセウス座流星群など)
- 3月から5月(しし座・おとめ座・うしつかい座・春の大三角形)
もちろん季節や場所によって綺麗に見える星は限定されますよね。
それでもやはり空気が澄んでいるシーズンはより鮮明に肉眼で星空を堪能できるのではないでしょうか。
以下は季節別の星種類と星景観察の条件です。
より良い条件で季節ごとの星空観察ができるように豆知識としてぜひ役立ててくださいね♪
まとめ
- 「星空列車」は大井川鐡道が運営する日本にしかない夜限定の星空観察専用の列車
- 「星空保護区」は世界的に認定された光害から暗闇や夜空を守る取り組み
- 日本で星空保護区に認定されている秘境的スポットは「神津島」「西表石垣国立公園」「井原美星町」「大野市南六呂師」など
- 井原美星町は日本の三選星名所に選ばれている星空観察スポット
- 都心に近い秘境スポットは「城ヶ島公園」「馬の背洞門」「和田峠みはらし広場である」
- 日本の星空観察ベストシーズンランキングは1位「12月から3月」2位「7月から8月」3位「3月から5月」である
- 星空観察の好条件は空気が乾燥・澄んでいて、チリやほこりが少なく光害がない広い場所
星空は当たり前のように空を見上げればそこにある存在なのではないでしょうか。
ですが、その星空にもさまざまな物語と価値があることをついつい忘れがちです。
私達の生活に寄り添う存在でもある星空をいま一度しっかりと見つめて、その不思議な存在と向き合ってみませんか?
今度の休日はぜひ秘境の星空スポットへ絶景を見に足を運んでみてくださいね♪