日本一美しい蛍の名所!一生に一度は見たい蛍鑑賞の絶景スポットを厳選して5か所ご紹介します!
幻想的な光を放つ蛍。夏の夜空を彩るその姿は、多くの人を魅了します。特に、日本には、その美しさで知られる蛍の名所が数多く存在します。
「一生に一度は見たい!」そう思わせるような、日本一美しい蛍の名所を厳選してご紹介します。
この記事ではその他にも、都心から行きやすい蛍の名所もご紹介。蛍鑑賞のベストシーズンや注意点、写真撮影のコツまで詳しく解説します。ぜひ参考にして、最高の蛍観賞を楽しんでください♪
日本一美しい蛍の名所5選

東和町鱒淵川【宮城県】
日本一美しい蛍の名所としてまず紹介するのが宮城県登米市東和町にある鱒淵川です。ここはゲンジボタルの北限といわれていて国の天然記念物に選ばれた場所です。
鱒淵川の特徴は、人々が暮らす集落の中を流れていることです。普通、蛍は人が住んでいない場所に多く見られます。鱒淵川では、過去に農薬の影響でゲンジボタルが減少した時期がありましたが、地域住民による保護活動により、今では多くの蛍を鑑賞することができます。
見頃は6月下旬から7月上旬の夕方から夜9時頃。300匹以上の蛍が川の周りを飛び回ります。蛍を守るため、川の周りには光を遮る黒い幕が設置されています。
【アクセス】
- 三陸沿岸道路登米東和ICから車で約15分
- JR石越駅から車で約30分
【周辺の観光スポット】
- 伊豆沼・内沼:渡り鳥の楽園で、多くの野鳥が観察できるスポット。ハイキングにぴったり。
- 道の駅 米山:地元の新鮮な農産物や特産品を販売している道の駅
ほたる童謡公園【長野県】
日本一の蛍の名所といえばここを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。長野県辰野町に位置するほたる童謡公園は、「日本一のほたるの里」として全国的に知られる名所です!6月にはなんと1万匹以上のゲンジボタルが舞い、夜空に広がる光の饗宴は、まさに自然が織りなす最高の芸術!
毎年6月上旬から中旬にかけて開催される「辰野ほたる祭り」は、この地域の一大イベントです。期間中は様々な催しが行われ、蛍観賞と合わせて地域の文化や自然を楽しむことができますよ!
【アクセス】
- 中央自動車道伊北ICから車で約10分
- 長野自動車道岡谷ICから車で約10分
【周辺の観光スポット】

天野川【滋賀県】
日本一美しい蛍の名所として3つめにご紹介するのが滋賀県米原市を流れる天野川。国の特別天然記念物に指定された日本屈指の蛍の名所です。「長岡のゲンジボタル及びその発生地」として知られ、初夏の夜には無数の蛍が川面を彩る神秘的な光景が広がります。
特に米原市長岡周辺では、手つかずの自然が残る清流に多くのゲンジボタルが生息しています。5月下旬から6月上旬の蒸し暑い夜、20時から21時頃が最も美しい景観を楽しめる時間帯です。
毎年開催される「天の川ほたるまつり」は、この地域の風物詩。期間中はぼんぼりや行灯が設置され、日本の夏の風情を存分に味わうことができます。また、地元の特産品を楽しめる屋台なども出店され、蛍観賞とともに地域の文化も体験できます。
【アクセス】
- JR近江長岡駅から徒歩約5分
- 北陸自動車道米原ICから車で約15分
※駐車場が少ないため、公共交通機関の利用がおすすめ
【周辺の観光スポット】
- グリーンパーク山東:さまざまなアトラクションや自然体験が楽しめるスポット。キャンプやヴィラで宿泊もできる。
- ローザンベリー多和田:美しいイングリッシュガーデンが広がる観光庭園。色とりどりの花々が楽しめ、バーベキューや果物狩りなどの体験もできる。
宿泊は米原駅周辺のホテルが便利ですが、グリーンパーク山東のキャンプ場で自然を満喫するのも素敵♪
ほたるの里【兵庫県】
兵庫県養父市に位置するほたるの里は、日本有数のゲンジボタルの聖地です。澄んだ水が流れる渓流と緑豊かな山々に囲まれる環境は、蛍が生息するのにぴったりです。
毎年5月下旬から6月下旬にかけて、夜空に浮かぶ無数の光の点は、まるで天の川のような幻想的な景観を作り出します。特に6月中旬のピーク時には、ゲンジボタルとヘイケボタルの両方を観察することができ、それぞれの美しい光の違いを楽しむことができます。
地域の方々による熱心な環境保護活動により、この地では蛍が安心して生息できる自然が守られています。また、蛍の観賞シーズンには地域のお祭りも開催され、自然との調和を大切にした日本の伝統文化も一緒に体験できます。
【アクセス】
- JR和田山駅から車で約15分
- 北近畿豊岡道和田山ICから車で約30分
【周辺の観光スポット】
- 養父神社:緑豊かな境内を散策しながら、神社の歴史や文化に触れることができます
- 道の駅やぶ COINOBA Village:地元の特産品や新鮮な農産物を販売している道の駅、レストランも併設
武雄温泉保養村 せせらぎプロムナード【佐賀県】
日本屈指の蛍の名所として知られる武雄温泉保養村せせらぎプロムナードは、佐賀県が誇る自然の宝庫です。5月下旬から6月上旬にかけて、なんと約1万匹もの蛍が夜空を舞い、まるで天然のイルミネーションのような幻想的な景観を作り出します。
ここでも、ゲンジボタルとヘイケボタルの2種類の蛍を同時に観賞することができます。自然の中を流れる清らかな川のせせらぎと、静かに光り輝く蛍の共演は、まさに日本の美しい夜の風情そのものです。
毎年開催される「保養村ほたる祭り」では、蛍観賞だけでなく地元の特産品販売や様々なイベントも楽しめます。また、周辺には武雄温泉があり、蛍観賞の後は温泉でゆっくりと疲れを癒すこともできます。
【アクセス】
- JR武雄温泉駅からバスで約10分
- 長崎自動車道武雄北方ICから車で約15分
【周辺の観光スポット】
- 武雄温泉: 1300年以上の歴史を持つ温泉地で、滑らかな肌触りの温泉水が特徴。温泉街には多くの旅館や公衆浴場があり人気のスポット
- 佐賀県立宇宙科学館:家族連れに人気のスポットで、宇宙に関する展示やプラネタリウムが楽しめる
都心から気軽に行ける蛍の名所3選

ほたる公園【東京都】
東京都福生市のほたる公園は、都心から約1時間という抜群のアクセスの良さが最大の魅力です。都会に住む人々にとって、仕事帰りでも気軽に蛍観賞を楽しめる貴重なスポットとして注目を集めています。
公園内では、ゲンジボタルが自然に生息しており、初夏の夜空に浮かぶ幻想的な光の舞を間近で観賞することができます。毎年6月上旬には「福生ほたる祭り」が開催され、午後3時から午後9時まで蛍の観賞を楽しむことができます。
【アクセス】
JR五日市線の熊川駅から徒歩約15分
※公園内には駐車場がないため、公共交通機関の利用がおすすめ
【周辺の観光スポット】
- 玉川上水:自然豊かな水路で、散策やピクニックにぴったり
- 夕やけ小やけふれあいの里:地域の文化や自然を楽しむことができる施設
- 多摩川:川沿いの散策やアクティビティが楽しめるエリア
源氏ぼたるの里【千葉県】
千葉県いすみ市にある源氏ぼたるの里は、都心から約2時間という好アクセスで、週末の小旅行にぴったりの蛍観賞スポットです。
毎年5月下旬から6月上旬にかけて開催される「源氏ぼたる観賞の夕べ」は、多くの観光客で賑わいます。地域の文化に触れる機会こともできて、蛍観賞だけでなく、いすみ市の魅力を存分に味わうことができます。曇りで風の少ない夜には特に多くの蛍が飛び交い、夜空を彩る様子は息をのむほどの美しさです。
【アクセス】
- JR外房線大原駅から車で約20分
- 圏央道市原鶴舞ICから車で約35分
【周辺の観光スポット】
万葉公園【神奈川県】
神奈川県湯河原温泉の近くに位置する万葉公園は、都心から約90分という好アクセスの蛍の名所です。温泉に入った後で蛍を観察でき、癒しの時間を過ごせることが、大きな魅力となっています。
特に6月上旬から中旬にかけては、数百匹もの蛍が夜空を彩り、幻想的な夜の風景を作り出します。毎年恒例の「ほたるの宴」では観光会館で花菖蒲展も同時開催され、夜店も出店するなど、夏の風物詩として地域全体が賑わいます。
【アクセス】
JR東海道線の湯河原駅からバスで約15分(奥湯河原・不動滝行き、落合橋下車)
【周辺の人気観光スポット】

日本一の蛍の名所に行くなら!観賞のベストシーズンと注意点

幻想的な光を放つ日本一の蛍を一生に一度は見てみたいという方も多いのではないでしょうか。この記事では、蛍観賞を最大限に楽しむためのベストシーズンや、注意点を詳しく解説します。
蛍観賞のベストシーズン
蛍の鑑賞に最適な時期は、種類や生息地によって異なりますが、一般的には6月~7月がシーズンといわれています。しかし、地域によっては5月頃から見られる場所もあります。蛍が最も活発に飛び交う時間帯は20時から21時頃。湿度が高く、風がない夜に活発に活動します。新月や曇りの日が特に良い条件といわれています。
蛍観賞の注意点
- マナーを守って観賞しましょう 蛍は、自然の中で静かに生きる生き物です。観賞の際は、懐中電灯の使用を控え、静かに観察しましょう。また、蛍を捕まえたり、持ち帰ったりすることは厳禁です。
- 服装に注意しましょう 蛍が生息している場所は、暗く湿っていることが多いです。長袖長ズボンを着用し、滑りにくい靴を履くなど、服装に注意しましょう。虫除け対策も忘れずに行いましょう。
- 生息環境を保護しましょう 蛍は、清らかな水と豊かな自然の中でしか生きることができません。私たち一人ひとりが、蛍の生息環境を守るために、ごみを捨てたり、騒音を立てたりしないように心がけましょう。
蛍の鑑賞は、自然との触れ合いを通して、心身のリフレッシュにつながる貴重な体験です。美しい蛍に出会うためには、事前に情報を集め、マナーを守って観賞することが大切です。
蛍の美しい写真を撮影するためのコツ

日本一の蛍の絶景を見に行くなら写真撮影は必須ですよね!蛍の美しい写真を撮影するためのコツを、初心者の方にも分かりやすく解説します。
おすすめは長時間露光
蛍の光は非常に弱いため、一般的な撮影設定では捉えきれません。そこで活躍するのが長時間露光です。長時間露光とは、シャッターを数秒から数十秒開け続ける撮影方法で、暗い場所での撮影や、動いている被写体の軌跡を捉えるのに効果的です。蛍の撮影では、この長時間露光を用いることで、幻想的な光の軌跡を表現することができます。
長時間露光で蛍を撮影するための必要な機材
- カメラ: デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラがおすすめです。長時間露光に対応しているか事前に確認しましょう
- 三脚: カメラを固定し、ブレを防ぐために必須です
- リモートレリーズ: カメラのシャッターを遠隔で操作するための装置。シャッターを押す際の振動を防ぎ、よりクリアな写真を撮ることができます
- 予備バッテリー: 長時間露光はバッテリーを消費するため、予備バッテリーがあると安心です
カメラの設定
- モード: マニュアルモードに設定し、シャッタースピード、絞り、ISO感度を自分で調整します
- シャッタースピード: 10秒~30秒が一般的ですが、蛍の密度や周囲の明るさによって調整します
- 絞り: F値をF2.8~F8程度に設定します。F値が小さいほど背景がぼけ、蛍の光が際立ちます
- ISO感度: ISO400~1600程度に設定します。暗すぎるとノイズが増えてしまうので注意しましょう
- ホワイトバランス: 自然光に設定するか、RAWで撮影して後から調整しましょう
撮影時のコツ
- 構図: 蛍の動きを予測し、事前に構図を決めましょう
- ピント: マニュアルフォーカスで、無限遠か少し手前に合わせます
- 試し撮り: 設定を調整しながら、何度か試し撮りを行い、最適な設定を見つけましょう
- フラッシュ禁止: フラッシュは蛍の生態に悪影響を与えるため、絶対に使用しないでください
- 周囲への配慮: 他の撮影者や自然環境に配慮し、静かに撮影しましょう
スマホで撮影する場合は
スマホで蛍を美しく撮影するためのコツには、長時間露光やナイトモードの活用がおすすめ!
- スマホでも三脚を使用:手持ちで撮影すると手ブレが生じやすいです
- ナイトモードの使用:iPhoneや多くのAndroidスマホにはナイトモードが搭載されていて、活用することで蛍の光をしっかりととらえることができます。もしくは長時間露光アプリをインストールして使用するのも効果的
- リモートシャッターの使用: 手ブレを防ぐために、リモートシャッターやセルフタイマーを使用する
撮影後に写真を編集することで、さらに美しい仕上がりにすることができます!Adobe LightroomやSnapseedなどのアプリを使用して、明るさやコントラストを調整しましょう。

まとめ

- 日本には蛍を鑑賞できる名所が多くある
- 一般的には6~7月がベストシーズン
- 蛍は湿度が高く、風がない日の20~21時に活発に活動する
- 懐中電灯は使わない、蛍を捕まえない、などマナーを守ることが大事
- 写真撮影のポイントは長時間露光を使うこと
日本一美しい蛍の名所を厳選してご紹介しました。
いかがでしたか?
この記事を参考に、あなただけの蛍観賞プランを立て素敵な旅行を楽しんでくださいね!