雨の日だけど旅行したい車椅子ユーザー必見!
雨の日でも快適に車椅子で旅行するための必需品をご紹介します!
車椅子ユーザーや介助者にとって雨の日の移動は負担になりますよね。
移動するときに正しい対策をしていないと体が濡れて体調を崩してしまい、せっかくの旅行が残念な思い出になってしまうことも。
でも大丈夫です!雨の日の車椅子旅行でも、適切な準備があれば快適かつ安全に外出することができます。
この記事では、雨の日の車椅子旅行における必需品と、負担を軽くするための旅行準備をご紹介します。
これさえ読めば車椅子ユーザーが雨の日にどのように外出の準備をしたらいいかイメージできます。
バリアフリー観光を最大限楽しむために、ぜひ最後まで読んでくださいね!
雨の日の車椅子旅行で準備するべき必需品

雨の日の車椅子旅行において車椅子ユーザーと介助者にそれぞれ準備してほしい必需品をご紹介します!
車椅子ユーザーの必需品
①車椅子専用レインコート
車椅子専用レインコートは車椅子ユーザーにとって、雨の日の外出時に最も重要なもの!
一般的なレインコートとは異なり、車椅子での使用を考えて設計されているため、着脱が簡単で動きやすいのが特徴です。
また、特に電動車椅子は雨に弱く、濡れると故障の原因になるので、その点でも車椅子専用のレインコートはおすすめですよ。
②防水シューズカバー
足元が濡れないように保護するために重要で、特に長時間の外出で役立ちます。
レインコートから足元が出てしまう時には持っておきたいですね!
③ブランケットやひざ掛けなど体温調節できるもの
雨に濡れると体温が下がり体調を崩す原因になるので、体を暖められるものを用意しておきましょう。
また、レインコートそのものも防寒対策になります。
介助者の必需品
雨の日の車椅子旅行では、介助者の準備も重要です。
①レインコート
雨の日でも安全にバリアフリー観光するために、レインコートを着用して両手を使えるようにしておきましょう。
傘をさしながら片手で車椅子を操作することは、とても危険なので絶対にやめてください!
②レインブーツ
車椅子を押すときに足が滑らず安全に移動するために必要です。
③大きめの傘
雨の日に屋根のない場所で車椅子から車に乗り込むときに大きめの傘があると便利です。

雨の日でも快適に車椅子旅行!レインコート選び

雨の日の車椅子旅行において、車椅子ユーザーも介助者も雨具はレインコートが断然おすすめです。
レインコート選びにおいてチェックしてほしい箇所をご紹介します。
車椅子ユーザーの車椅子専用レインコート選び
ポンチョ型の車椅子専用レインコート
車椅子ユーザーが車椅子に座ったまま簡単に着脱できるデザインです。
突然の雨でも、慌てずに対策することができますね。
反対に介助者がいない車椅子ユーザーには腕付きのレインコートがおすすめ。
自分で車椅子を操作するために必要な動きやすさと防水性を備えています。
全身をカバーしつつ車輪に巻き込まれない丈の長さ
安全な移動のために、これも重要なポイントです。
レインコートの裾が車椅子のタイヤに巻き込まれると危険なので、丈の長さはしっかり確認しましょう。
通気性のよい素材
レインコートの中って蒸れますよね。
特に長時間使う場合は、内部の湿気を逃がしてくれる通気性があると快適な移動ができます。
夜間や暗い雨の日でも目立つ色やデザイン
安全な車椅子旅行のために、夜間や暗い雨の日でも目立つ色やデザインは大切です。
具体的には赤や黄色などの明るい色、反射材がついたレインコートなどがあります。
車椅子ユーザーの視界を確保できるもの
雨の日にフードをかぶっても視界が確保できる工夫がされているか確認しましょう。
雨の日は事故率が上がってしまいます。視界の悪さからが多いため色は明るいものを選ぶようにしましょう
介助者のレインコート選び
介助者用のレインコートの選び方は下記のとおりです。
介助者の視界が確保できるレインコート
雨の日は薄暗く、傘をさしてうつむきながら歩く人も多いので普段よりも危険が増えます。
安全な移動のために、フードを被っても視界が確保できる工夫がされているものを選びましょう。
袖丈は手首にフィットする長さ
車椅子の操作に邪魔にならないように袖丈は手首にフィットするものを選びましょう。
夜間や暗い雨の日でも目立つ色やデザイン
車椅子ユーザーだけでなく介助者も周りから気づいてもらいやすいように、目立つ色やデザインを着るようにしましょう。
短時間なら傘ホルダーの使用もあり
雨の日の車椅子旅行においてはレインコートを着用するのがいちばん安全ですが、「小雨だし、短時間の外出だからレインコートは面倒…」という時もありますよね。
そんな時には車椅子に傘を固定できる傘ホルダーが便利です。
ただし、雨が強かったり長時間の使用だと足元は濡れてしまうので、対策としてはやはりレインコートがいいでしょう。

雨の日の車椅子旅行における移動手段は福祉タクシー・介護タクシー

雨の日の外出では、移動手段を何にするか、というのは重要です!
私がおすすめするのは福祉タクシー・介護タクシーです!
福祉タクシー・介護タクシーは電動リフトやスロープが装備されていて、車椅子のまま乗車できるように設計されているタクシーです。
突然の雨でも安心して移動でき、車椅子ユーザーだけでなく介助者の負担も軽くできます。
公共交通機関に比べると少し料金は上がってしまいますが、その分快適かつ安全に移動できます。
福祉タクシー・介護タクシーを使う時は事前予約が必要です。
事前予約の時には移動の目的や車椅子の種類、介助者の有無も伝えましょう。
また、バリアフリー観光の経路として、乗降場所の状況も確認しておくと安心ですね。
安全な車椅子旅行のための雨の日の対策

雨の日の車椅子旅行で注意してほしいのが、車椅子本体の保護です。
特に電動車椅子の場合、バッテリーやコントローラーが濡れると故障の原因になるので、防水対策は必ず行いましょう。
車椅子専用のレインコートやポンチョを使い、大雨や深い水たまりを避けるようにするといいですよ。
また、手動車椅子の場合でもフレームが錆びないよう対策することが大切です。
旅行中、雨に濡れた後は必ず水分を拭き取りましょう。
車椅子を長く快適に使うためにはこまめなメンテナンスがおすすめですよ。

雨の日の車椅子旅行は状況に応じて移動計画の見直しを

雨の日の車椅子旅行では、雨の強さなど状況に応じて、無理のない移動計画に変更することが大事です!
バリアフリー観光スポットであっても、雨の日は滑りやすい段差や傾斜には特に注意が必要です。
安全に移動するために、濡れることのない屋根付きの経路や屋内をできるだけ活用しましょう。
無理のない計画を組むことは安全な旅行の基本です。
濡れた路面での車椅子操作は予想以上に大変で、雨対策をする時間も必要になります。
時間に余裕を持った計画を立て、休憩ポイントも多めに設定することがおすすめです!
雨の日の車椅子旅行では、車椅子ユーザーと介助者の負担をできるだけ軽くして、お互いにコミュニケーションを取りながら移動しましょう!
まとめ

- 雨の日の車椅子旅行において車椅子ユーザーの必需品は車椅子専用レインコートや防水シューズカバー、ブランケットなど
- 介助者の必需品はレインコート、レインブーツ、大きめの傘
- 車椅子ユーザーは車椅子専用のレインコートがおすすめ。タイヤに巻き込まれないように丈の長さは事前にチェックすると安心
- 安全のために介助者も雨具はレインコートがおすすめ。傘をさして片手で車椅子を操作するのはとても危険
- 小雨や短時間の外出なら車椅子に傘を固定できる傘ホルダーを使うのもあり
- 雨の日のバリアリー観光でおすすめの移動手段は福祉タクシー。車椅子ユーザーや介助者の負担を軽くできる
- 安全な車椅子旅行のために、車椅子の保護やメンテナンスはきちんと行う。特に、電動車椅子の場合は、バッテリーやコントローラーが濡れると故障の原因に
- 雨の日の車椅子旅行では、雨の強さなど状況に応じて無理のない移動計画に変更することが大事
雨の日の車椅子旅行における車椅子ユーザーと介助者の必需品と、安全な移動のためのポイントをご紹介しました。
せっかくの旅行なら雨の日でも快適に楽しみたいですよね。
雨の予報が出ているなら、旅行当日に慌てることがないように対策をしっかりと行い、バリアフリー観光を楽しんでくださいね!